Jul.17,2003/ダイミョウセセリ() |
ダイミョウセセリの属名はDaimio。黒地によく目立つ白い班文を見せつけるかのように、両翅をほぼ180度に拡げ、威風堂々と草の葉などに止まる姿に由来する名でしょう。 後翅の白い帯は、三重県辺りを境に西ほど太く明瞭になるので、西方の暖かい地方の個体は一層立派に感じます。 このチョウの幼虫はヤマノイモやオニドコロなどのヤマイモ科の植物を食草にします。餌となる植物が林縁に多いので、この蝶も林内や明るい草地でにはほとんど生息しません。山と人里の境にすむチョウの代表です。 |