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Oct.02,2003/ニホンヒキガエル
 菜園のサツマイモの蔓を手繰っていると、土色の大きなカエルが出てきました。久しぶりに見るニホンヒキガエルです。
 他の多くの生物同様、カエルも年々少なくなっているようです。カエルは幼生期を水の中でくらし、成体になると水辺や近くの耕作地や山林などの陸地をすみかにするので、水辺と陸地の両方が良好な環境でなければなりません。
 水辺と陸地を行き来するするカエルにとって、垂直の壁のコンクリートの水路や林道の側溝は、延々と続く万里の長城のように思えることでしょう。農薬の使用や緑地の減少ばかりでなく、ほんの数十pの壁ですが、カエルの生息にとっては大きな障壁になっているようです。