Today's photo                             HOME   o

Oct.15,2003/センチニクバエ
 寒露から6日を過ぎた早朝、庭の草木は銀色の露で一面に覆われ、すっかり晩秋の風情です。薄く真綿をかぶせたようなホワイトベルベットも、子羊の耳にそっくりのラムズイヤーもびっしょりと朝露に濡れて、初々しい産毛に覆われた自慢の葉っぱも今朝はまるで濡れ鼠。レモンバームの葉影で夜を過ごしたセンチニクバエは、体中霧を吹き掛けられたようにびしょびしょで、その上背中に大きな水の玉を三個も背負わされて、何ともお気の毒です。正しくこれが「露しぐれ」の朝の光景です。