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Dec.03,2003/マグワ
 良く行き来する県道の縁に、マグワの大木が立っています。大人二人でやっと囲える程です。今、この木が黄葉し、時折落ち葉を舞い上がらせ、一層目立っています。
 昭和の初期、生糸が日本の主力輸出品であった頃、農家の4割は養蚕に関わり、クワの品種も1000種を超えたそうです。でも、人絹の出現ですっかり衰退し、今では桑畑を見ることさえ困難な程の衰退ぶりです。
 往時を偲ばせるかのように、この巨木は仲冬の空の下で黄金色に輝き、孤軍奮闘しているのです。