1999年3月
・神戸市西区玉津町の水田も、田植えに備えて起耕されていましたが、畦は除草剤ですっかり枯れ野原でした。その近辺でイヌムギの穂が出ており、湿地部ではアゼスゲの雄花が咲いていました。
・加古郡稲美町の加古大池周辺を歩きました。カモ類はかなり少なくなっており、ヒドリガモ、コガモ、カルガモが少し見られた程度です。花では、神戸市西区付近で開花を確認していないシロツメグサ、イヌガラシ、ノニガナが咲いていました。ヌートリアの親子も観察できましたので、獣のページにUPしました。(1999年3月31日記)
・花冷えの寒い一日です。神戸市西区伊川町付近の街路樹のケヤキもやっと芽吹き始めました。(1999年3月30日記)
・観察中の岩岡神社のソメイヨシノも、ようやく一分弱の開花。JRの車窓からは、長田付近が一部強、須磨浦公園が二分弱、明石公園が一分弱程度の開花(いずれも開花の始まった木の状況で、全く蕾の木も多いです・・・)。(1999年3月29日記)
・ソメイヨシノの花芽の観察に通っている岩岡神社でも、花見の宴が開かれていましたが、早い木でも開花まであと2日位の状況です。この付近では、アカエダシャク(かなり早い発生?)、ナガメの出現があり、アマガエルの初鳴きも確認できました。(1999年3月28日記)
・春の進行も一進一退のようで、今日はまた寒さがぶり返しました。しかし、ツバメの群飛も見られるようになりました(鳥のページ参照)。(1999年3月27日記)
・北陸でもソメイヨシノが開花したそうですが、神戸はまだ数日かかりそうです。JRの車窓から見える須磨浦公園の桜の木も、一輪も開花していないように見えました。(1999年3月26日記)
・生物の動きもぐっと活発にまりました。神戸市西区王塚台の自宅・集合住宅の階段に、ハスオビエダシャク(1♂)が止まっており、同岩岡町竜ヶ池付近では、ヒメスミレ、タチイヌノフグリが開花し、アシブトハナアブ、アオバアリガタハネカクシ、アマガエルもお出ましです。(1999年3月25日記)
・神戸市西区玉津町田中で、ツバメが1羽飛んでいました。この付近では、この春初めて確認しました。(1999年3月25日記)
・神戸市西区上池付近の明石川の土手に、セイヨウカラシナが咲いていました。(1999年3月24日記)
・アメンボも活動開始のようです。神戸市西区岩岡町竜ヶ池の岸際のセメントの上に1♀が止まっていました。(1999年3月23日記)
・神戸海洋気象台発表の神戸市の3月22日の気温は、午前0:59が7.4℃、午後12:30が3.7℃で最低気温は昼夜逆転の極寒の日中となりました。お陰で、ソメイヨシノのフェノロジー擬きもなかなか卒業できません。(1999年3月23日記)
・神戸の午前中は、あられ混じりの雪となり寒い一日でした。西区玉津町の水田周辺ではツクシが顔を出し、ウシハコベ、セイヨウタンポポも咲きました。また、西区岩岡町ではコオニタビラコ(タビラコ)が新たに開花です。(1999年3月22日記)
・冬に舞い戻ったような寒い春の彼岸ですが、アラカシの根元付近(地上20cm位の所)に、純白に木目模様も鮮やかなキバラケンモンが止まっていました(神戸市西区岩岡町)。この寒さに多少後悔しているかもしれません。二十四節気・春分(1999年3月21日記)
・春もやや足踏みの様子ですが、神戸市西区岩岡町ではオランダミミナグサ、ノミノフスマが新たに咲いていました。(1999年3月20日記)
・神戸市西区のソメイヨシノの開花までの状況を、本日より画像でお届けします。(1999年3月19日記)
・神戸市西区王塚台周辺では、スズメノテッポウ、トキワハゼ、ハハコグサなども咲き始めたそうです。(1999年3月18日記)
・ 鳥のページで紹介したチョウゲンボウも、寒冷地へ移動してしまったのか、最近スズメの死骸は見られなくなりました。(1999年3月17日記)
・昨日は、奈良の王寺町でもモンシロチョウが飛んだというU嶋さんによる連絡がありました(詳しくは、掲示板をどうぞ)。確認された方は、書き込みをお願いします。U嶋さん、ありがとうございました。(1999年3月15日記)
・大阪昆虫同好会の杠隆史氏の編集する雑誌「季刊・ゆずりは」、「月刊・ゆずりはクラブ」が発刊されるとのこと。季刊の方は、蝶と昆虫の趣味を楽しむ読み物中心、月刊は採集地案内、標本ニュース、秘蔵酒の紹介などのようです。ともに、アルーコール液浸標本状態の人が多い虫界には受けることでしょう。(1999年3月15日記)
・虫達も本格的に活動開始のようです。神戸市西区岩岡町の耕作地周辺の草地では、ナナホシテントウやコガタルリハムシが交尾を始めていました。さらに、ヨコヅナサシガメも地面を這っていました。ついに(やっと)、モンシロチョウ(♂)も確認できました。(1999年3月14日記)
・本日送られてきたTSUISOにも、九州のオオミノガの話題がありました。新聞の話題にもなっているようで、愛好家はミノムシ探しに懸命とのことです。ある日、K博物館に大新聞の記者がミノムシを見つけたので見てくれと持ってきたのは、何とナガサキアゲハの蛹だったとな。(1999年3月12日記)
・オオミノガの九州の実状を知りたくて、鹿児島の両親に付近の状況を見てもらったところ、昔かなりいたところでも全く見られないとのことです。近畿より絶滅の度が激しいようです。(1999年3月12日記)
・昼休みがてら、先日書いた雌岡山をちょっと歩いてみました。オオミノガのミノが1個(頂上の駐車場の脇のサクラの枝)、トビモンオオエダシャク(虫のページにupしました)などを見つけましたが、花はタチツボスミレが咲いていただけで寂しいでした。(1999年3月12日記)
・ここ数日、スギ花粉の飛散が激しいようで、花粉症の私は泣きそうです。なお、大阪周辺の花粉情報と花粉症のことはこのサイトで見られますが、本日の花粉量を見ただけで気分が悪くなります・・・.。(1999年3月12日記)
・掲示板を新設しましたので、気軽に何でも投稿下さい。自然以外の話題も大歓迎です。(1999年3月11日記)
・家の近くのたんぼに、タネツケバナ、スズメノカタビラ、ヒメオドリコソウ、キュウリグサ、タガラシ、ノゲシが咲くき始めました。周辺スケッチをご覧下さい。(1999年3月11日記)
・神戸・三宮センター街のカメラ屋に、 ニコン「ファーブル
ミニ」が22%引きの28,000円で売られていました。見ただけですが・・・。(1999年3月10日記)
・明石公園の堀周りのシダレヤナギの枝も随分長くのび、少し芽吹きも始まっていました。(1999年3月10日記)
・サイアス4月号で、ニコン「ファーブル ミニ」を紹介しています。収納時の高さ12cm、倍率20X、防水機能付きで3万6000円だそうです。植物屋さんは重宝しそうです。虫屋さんは宿で同定作業が待っている・・・。ニコンのフィールド機材のサイトはここですが、「ファーブル ミニ」の情報はまだのようです。(1999年3月9日記)
・啓蟄を過ぎた途端に冬に舞い戻ってしまいました。神戸も今日は朝から雨で、最高気温も8℃位でした。虫たちも、さぞかし震え上がっていることでしょう。(1999年3月9日記)
・兵庫陸水生物研究会の第18回例会が、1999年3月28日に姫路市立科学館で13:00〜17:00に実施。話題は、稲田和久氏の「揖保川におけるカワゲラ類の分布状況について」などだそうです。(1999年3月8日記)
・神戸市西区神出町の雌岡山(めっこやま)という249.5m程の山(岡)に先日行きました。周囲に山らしい山がないので、標高の割にはよく目立ちます。春、秋のアサギマダラの移動シーズンには、ここにかなりの個体が集まるのではと期待しています。ちなみに、1600m程東に、雄岡山(おっこやま)というのもあります。(1999年3月8日記)
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