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2000年4月 
・4月の後半は周辺の野山を歩くことが出来なかったので、押部谷町木津(神戸市西区)の晩春の丘陵をじっくり散策してみた。ヤマザクラは殆ど葉桜となり、中腹ではコバノミツバツツジも盛りを過ぎようとし、代わってヤマツツジが咲き出した。アカマツの淡赤紫色の雌花、コバノガマズミやアオダモの白い花も目に留まる。広葉樹の林に入り野草の花を探すが、シハイスミレ以外には見つからない。ここでも晩春はかなり足踏みしているようだ。途中、カスミサンショウウオの卵塊(既に殆ど孵化)、アオマダラタマムシ、フタスジサナエなどを見て満足する。 (4月30日記)

ヤマツツジ アカマツの雌花

 
・久しぶりに近くの丘陵を見れば、コナラなどの若葉はすっかり葉を広げ、林は淡緑褐色のべールに覆われている。畦も随分草丈が伸び、マツバウンラン、コメツブツメクサ、ヘビイチゴ、オオジシバリなどの花があちこち咲いている(神戸市西区神出町)。 (4月23日記)

マツバウンラン コメツブツメクサ

 
・明石公園のソメイヨシノも昨日の雨で花弁がかなり落ち、地面はすっかり薄紅色に染まっている。木々の若芽で淡い緑に塗られ始めたばかりの丘陵に、コバノミツバツツジが淡青紫色の花を鮮やかに咲かせている。明石川の岸際も、セイヨウカラシナが黄色い塊となって朝日に輝き、晩春も次第に深まっていく気配だ。 (4月16日記)

コバノミツバツツジ セイヨウカラシナ

 
・桜の盛りはスミレの花の季節でもある。タチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ、コスミレ(以上、神戸市西区神出町雌岡山)、アリアケスミレ(平野町印路)、スミレ(持子)などが野辺を飾っている。こうしたスミレやカンサイタンポポなどの花の周りには、ナミアゲハ、キアゲハ、ルリシジミ、ミヤマセセリ、キチョウ、モンシロチョウ、テングチョウ、ヒオドシチョウ、ルリタテハなどのチョウも集まって、一層の賑わいだ。 (4月13日記)

ニオイタチツボスミレ アリアケスミレ

 
・明石川(神戸市西区平野町印路)では旅鳥のシギ類が採餌に忙しい。アオアシシギも少し数が増え、エリマキシギも姿を見せた。
雌岡山のソメイヨシノは4分咲き。花見客も集まっている。林床ではコスミレとミスミソウが満開で、タチツボスミレがチラホラ咲き始めた。 (4月9日記)

エリマキシギ ソメイヨシノ