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2000年8月

・5日程前から、秋を告げるセミであるツクツクボウシの鳴き声が聞こえ始めた。その声も今日は一段と増えている。宿題を忘れて遊びほうけた子供たちにとっては、夏休みの終焉が目前であることを伝える警鐘でもある。異常渇水の影響か、セミの発生量は昨年より少ない気もするので、そのお説教も今年は随分少ないかも知れない(神戸市西区平野町)。 (8月21日記)

ツクツクボウシ

・飼育中のタガメの餌の調達に、明石川の中流で最近手網を入れる機会が多い。よく採れるのはオイカワの稚魚であるが、メダカ、ドンコ、カワヨシノボリも多い。稀にギギも入ったりと、意外な収穫もあってなかなか楽しい。そんな川面に、今日はカムルチー(ライギョ)の大きな魚影を見つけた。番であろうか、小魚の群の中でゆったりと採餌を続けていた(神戸市西区平野町)。 (8月19日記)

カムルチーと小魚の群

 
・ようやく雨らしい雨が来た。今日までの8月の降雨量は5o足らずだったから、正に慈雨だ。半ば枯れ草に思えるほど生気を失っていた路傍の雑草も、この雨で俄に息を吹き返している。昨日までは殆ど気づかなかったブタクサやワレモコウの花穂が、あっという間に伸びて、もう色付きはじめている。ツリガネニンジンやキツネノマゴもあちこちに花が咲いていて、野草にも初秋の風情が随分漂ってきた。待ち望んだ処暑ももうすぐである(神戸市西区平野町)。 (8月18日記)

ツリガネニンジン ワレモコウ

・連日30℃を超える残暑の日々である。酷暑ばかりではない。梅雨明け以降、殆どまとまった雨もない。ため池の水位もかなり下がり、畑の土は乾ききり、少し歩くだけで足下に砂埃が舞う。これでは、さすがの野草にも勢いがない。早朝、湿地の日陰でセンニンソウの花群を見つけた。朝露に濡れた白い花弁に、束の間の新涼を覚える(神戸市西区平野町)。 (8月16日記)

センニンソウ

・数日前から、日当たりの良い土手際にマルバハギが咲き始めた。紅紫色の花を眺めていると、蝉時雨の朝凪にも少し秋の気配を感じる気もする。暦を確かめれば、数日でもう立秋。どうやら気の所為ばかりではないようだ(神戸市西区平野町)。 (8月4日記)

マルバハギ

・イネもいつの間にか穂をつけた田もあって、鳥除けの網が次第に目立ってきた。空梅雨気味だった所為か、畑地もすっかり乾いて草花も少ないので、水田周りの野草を探してみる。ここも除草が行き届いてなかなか花に出会えないが、どうにかウリカワやアメリカアゼナを探し出した(神戸市西区平野町)。 (8月2日記)

ウリカワ