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Page1豚のサラダもきれいです!/ブタナ  Page0 水のある風景

  水のある風景  川べり、ため池、水田にも様々な自然が一杯です

 イネの花が咲いた!

時々観察に行っている自宅近くの
水田のイネも、すっかり出穂しまし
た。草丈は1mを超え、細い花糸の
先の白い葯が微風に揺れて綺麗
です。イネの花は、天気の良い日
の午前中の1〜3時間の間に咲き、
閉じたら二度と開かないそうです。
40日後(積算気温が1000℃を超
えた頃)に、稲刈りが始まります。
神戸市西区玉津町出合:1999.8.8
順調に出穂したイネ イネの花




クサヨシの咲く川辺
明石川では、クサヨシの白緑色の細長い穂が、水辺を飾っています(写真上)。
早速、スズメの群が花盛りの序に集まって、忙しく種子を啄んでいました(写真下)。小鳥の餌ともなっているカナリークサヨシは、本種の改良種ですから、スズメが見逃すはずがありません。暫く、この河原も穀物好きの野鳥の訪問で賑わうことでしょう。
          神戸市西区玉津町新方:1999.6.6

田植え始まる
神戸市西区で田植えが始まりました。
写真(上)は平野町福中の5月12日の状況ですが、田植えが終わった直後で、葉もまだ寝ているものもあります(写真下左)。
今では、水田も都市周辺に残された貴重な水辺環境といえます。稲の生長と共に様々な生物がどこからともなく集まってきます。ここでも早速にケリ(写真下中)やヒメアメンボ(写真下右)が来ていました。

             神戸市西区平野町福中:1999.5.12

ヨシの芽吹き
シの若草色の芽が伸び始めました。
左の写真は、神戸市西区岩岡町竜ヶ池のヨシ原です。
この付近では、2月頃ため池の周囲で野焼きが行われ
ますが、ヨシ原も例外ではないようです。黒く焼けた枯
死部の脇から一斉に緑を回復させました。
桿が伸びきり、ヨシ原が発達すると、オオヨシキリ、バン
などの鳥類や、ヤゴ、アメンボなどの昆虫類の生息場所
となるのでしょう。
ここには、ちょっと意外な昆虫も生息していますが、その
季節になったら報告します。お楽しみに・・・。
撮影:1999年4月2日



イネの実るまで
  西区王塚台付近のたんぼの5月上旬の風景です。やっと田起こしが終わったばかり。
苗床に水が引かれ、どうやら籾蒔きの準備も始まりまります。
  肝心のたんぼにはまだ水が全くないので、カエルの姿もありません。今後どんな生物
が集まってくるのか、1年間継続して観察したらおもしろそうです 。 この付近もご多分に
漏れず住宅地化が進み、耕作地や牛舎が段々消えていきます。寂しい限りです。
 イネが伸び始めると、 ホウネンエビ、シマヘビ、アマガエル、 カルガモなどが姿を見せ
始めます。

ため池の拾いもの [大鳥喰池/神戸市西区神出町]

●平地部に作られた中規模のため池 (幅250m、長さ650m位)で、 西側を除く3方に堤を築いた皿池タイプである。 築堤部の護岸は全てブロックで固められており、植生は極めて単純であるが、西側はアシの生える自然護岸となっている。周辺は水田が多くを占め、近隣に樹林部は見られない。 西岸近くにアシの多い小島があり、 ヌートリアも生息している。ヘラブナやブラックバスが多いため休日は釣り客で賑わう。ヒシが湖面を覆い尽くすようになると、生え際を狙えば40cm超級もヒットする。冬場、周辺のため池にはカモ類の飛来が多いのに、どうした訳かここは集まりが悪いようである。 なお、この西側にはヘラブナ釣りで知られた小鳥喰池があるが、平成6年の渇水と震災で枯渇し、魚類はかなり影響を受けた模様である。
●大鳥喰池の鳥[1998年5月10日、メッシュコード5234-0788]:アオサギ、ダイサギ、アオサギ、イカルチドリ(2)、ケリ、オオヨシキリ、セッカ、ホオジロ、ツバメ、他