意外な虫に会えるかもしれません                       HOME


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 気分は横綱  ヨコヅナサシガメ
 ヨコヅナサシガメが脱皮して成虫になりました(写真左)。
 クスノキの大木の樹皮が浮き上がった部分に、終齢幼虫と羽化後間もない成虫が集団で
日光浴中です(写真右)。腹部の周辺部が白く縁取られているのが成虫で、得意満面の姿
は真新しい化粧回しを披露する横綱のようです。この集団は15頭前後でしたが、成虫は2
〜3割程度でしたから、羽化に向けての脱皮も始まったばかりのようです。
 古い図鑑では、本種の本州での分布が京都、奈良となっているものもありますが、現在で
は東日本に向け分布を拡大しているようです。さらに、第2回自然環境保全基礎調査の特定
昆虫類として、大阪府などで選定されていることからも、過去において生息地が限られてい
たことを知ることが出来ます。
 また、自然度の高い山林では見る機会は無く、社寺林のケヤキや都市公園のサク ラなど、
人為的影響を受けた環境に生息しているようです。

      [調査地:メッシュコード 5234-0766・神戸市西区岩岡町岩岡/1999年5月7日]

 ギシギシはどこだ!   コガタルリハムシのその後(2)
ガタルリハムシのほぼ1ヶ月後の状況です。
@1999年4月17日
  丸々と太った幼虫が、すさまじい勢いでギシギシの葉を食べています。(写真上)
 葉は裏の膜質部を残して、なめるように食べ尽くされます(写真下左)。ある株では、1枚になんと60頭の幼虫がいました。
 前報の成虫の食痕と比べて下さい。食べ方が全く異なります。
A1999年4月24日
 幼虫に葉脈と膜質部
を残して食べられたギシギシの葉は、すっかり枯れてしまいました(写真下右)。まだ茶褐色の痕跡を残していますが、次第に周りの草に追い被され、消え失せるのでしょうか。
 



[調査地:メッシュコード 5234-0766・神戸市西区岩岡町岩岡]