意外な虫に会えるかもしれません                       HOME


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Page1キタテハ飛ぶ! 虫の花見酒所:酒房「ぶたな」/ ハナアブなど Page0アサギマダラの越冬幼虫


テーブルはギシギシ、超満員 コガタルリハムシ
 早春に活動を開始する虫達の種類数も、日々増えていくようです。
 畑地近くの雑草地に、ギシギシの柔らかい葉が伸び始めています。
その葉をよく見ると、瑠璃色に光る小さな虫があちこちに止まっています。
盛んに葉を食べているものや、交尾しているもの(写真左)など様々です。

ここのコガタルリハムシは成虫で越冬し、翌春ギシギシの葉の裏に産卵
し、春に成虫になると夏眠し、そのまま越冬してしまうそうです。
 また、この虫は牧草地のギシギシの駆除に利用する目的の研究が進
められているとのことですが、このギシギシ群落で見た数の多さは、そ
れを十分納得させるものでした。
           [1999年3月14日確認、メッシュコード 5234-0766・神戸市西区岩岡町岩岡]


私も春の妖精よ トビモンオオエダシャク
 ギフチョウは、年1回春だけに出現する蝶の代表で、春の舞姫の名を独り占めしていますが、ここにもグラマーだけどちょっと渋めの美人がおられました。
 庭先のツバキの枝に、9cm近い大きな尺取り虫を時々見かけますが、その年に1度のトビモンオオエダシャク(雌)の晴れ姿です(写真中央)。雄は光に集まるので、ライトトラップなどでよく採集できますが、雌はそのような性質がないため余り見る機会は少ないようです。
 写真は、落葉樹の枝にしっかりと抱きついているところで、触ってもなかなか動こうとはしませんでした
 
余談ですが、山仕事の人がこの尺取り虫を木の枝と間違えて、土瓶を吊したら割ってしまったとか・・・。
       
[1999年3月12日確認、メッシュコード 5235-1000・神戸市西区神出町雌岡山]